2004-01-01から1年間の記事一覧

いろいろある

そりゃまあある。いろいろ。 こう面倒くさがって書かないと、日記を書こうにも何を書こうかと少しく悩んでしまわないでもない。 で、いろいろあるんだけど、金曜日に大変なことがあって、と勿体を付けても仕様がないので書いてしまえば、従姉の連れ合いに不…

秋の終わり

夜も更けてひょっとすると手足の先がかじかむくらいの気候に、やっと、なってきた。 いい。本当にいい。冬が好きだ。 凛と冷えて乾いた空気にコートの襟を撫でられ首を竦めながら見上げる、うっすらと曇った空の美しさは他に喩えようもない。 早くきりきり寒…

また一月以上放ったらかしにしてしまい

そして、どうして不意に書こうと思ったかと云へば、夜更けた天王寺駅程近くの横断歩道を信号待ちしていたところ、路傍に座り込み屁みたいなライト煙草を吹かしている十代と思しき女子二人の片方、これがやおら「フェラチオしすぎてやぁ、喉めっさ痛いねやん…

そして上方には竹輪麩がないのが泣きどころ

昨日、おでんを鍋に溢れかえらんばかりに作ってしまった。昨日今日と食べ続けているが全然減らない。鍋の中はまだまだ良い具合の充実感に漲っている。 カレー、シチュー、バラやモツの煮込みなど、鍋で作るものはつい作りすぎてしまう。少量だと上手いこと仕…

負け

午後になってむくむく起きだし、コーヒーを淹れようと湯を沸かすも、ヤカンがピーピー鳴る頃合いに豆が切れていることを思い出す。僅かな望みを託して、いつも買い置きを保存している冷凍庫を探ってみるも、ラップに包まれた随分昔に貰った鯖の糠漬けの凍る…

天六は豚一も旨いね

夜、給料を取りに梅田に行った帰り、天六の洛二神のラーメンを久し振りに喰う。 独特の魚臭いラーメンで旨いのだけど、独特なだけにあれを食べたい体調や気分の時に天六周辺にいるというタイミングに巡り会わず随分とご無沙汰だった。けど旨いな、やっぱり。…

気持ち悪い男、スウィング・ガールズを見る。

何となく沈みがちで心の黄ばみのようなものがどんよりと広がっているような、そんな気分でいるのだが、何がそんな風にさせるかと言って具体的にこれといったものはなく、うっすらとながら日々連綿と積み重なってゆく将来や現状に対する不安や書いても書いて…

バス宇都宮発地獄行

祖母の葬儀も終え二十三日朝に帰阪。その際、宇都宮から阿倍野まで直通という便利さもありまたいつもと違う経路で帰るのも面白いとも思い、初めて深夜高速バスというのを使ってみた。しかしあれ、俺のような巨人族の乗るものではないな。気巧の人がトランク…

祖母が死んだりなんだり

昨日祖母が亡くなった。老衰で苦しむこともなく静かに息を引き取ったという。九十での大往生だが、しかし、どうにも実感が沸いてこない。 その知らせを母、つまり祖母にとっては娘なのだが、から涙声まじりに聞き「ああそうなんだ。長くないとは思ってたけど…

結婚式、及び温い風に熱い汁

少し前のことだが、週末のことを。 四日、友人Aの結婚パーティーに。天保山にあるベイサイドジェニーというライブハウスで、ステージでは立て続けに何かのライブが行われる中で三時から十一時までという盛大かつ長大なるもの。 いやしかし、赤犬(友人Aの所…

京都慕情

週明けから物貰いができて左目が腫れて痛い。 今日になってやっと収まってきたが、それまでは目覚めた時に女子大生なら「エッ!ウソォ!!」と叫ぶほど目やにが出る癖に痛みも腫れもちっとも引かず、このまま目が潰れてしまうのではないかと思った。 お米を…

ぽっぽー

残暑というのは飽くまで去りゆく夏の残り香のようなものであって、そう思えば朝夕は比較的過ごしやすくなってきたし、やはりこの暑さは残暑と呼ぶべきかなと思いかけていたものの、今さっきあまりのことに目覚めてしまったこの熱帯夜を過ごすにつけ矢張り残…

粋児童

仕事で誰もがなぎさと呼ばれる街・神戸へ。 さて、仕事を終え帰ろうかと西元町駅の入り口に差し掛かったところ、チリンチリンとリンギンベル。 と、横合いから小学四五年と見られる男の子が 「音大きくて済まないねぇ、ごめんよ」 と、威勢良く神戸っ子ビー…

サンダーボルツ、は、鉄の馬に跨った弱虫たちなので…

日中降ったり已んだりしていた雨が、宵の闇が濃くなるに連れ豪雨に変わり、夜更けてからは雷の音が遠くから立て続けに聞こえる。 風呂上がりビーナスの如き生まれたままの姿で涼んでいたのだが、雷を聞いて慌ててTシャツを被った。もちろん雷様におへそを取…

以上と異常のあいだ

「誰も知らない」を見たのと同じ映画館で昨日も映画。しかも昨日と同じrishuと共に。「MIND GAME」を見る。 友人が出演しているということもあるけれど、それ抜きでも見たかったので。 思いっきり凝ったアニメ。どんだけ素材使ってるんだ、ってくらいイメー…

また

昨日「誰も知らない」をrishuと共に見る。月曜に続いて二回目。 二回目は二回目で良かった。何が良いと言って、子供が素晴らしい。 この歳にして、アポロチョコに泣かされるとは思わなんだ。 元々、「MIND GAME」を見たいがために行きたくもないアメリカ村ま…

汗と焚き火とジョゼと虎と魚たち

どこからこんなに出てくるのだろうと思うくらい、汗をかく。 只でさえ汗かきな上に、最近している仕事の関係でネクタイ締めて背広来て出かける毎日なので外に出た途端に汗ダルマだ。 汗っかきで汗中の塩分が浮き出て白いラインが出来ている人を見かけるが、…

イール・バーベキュー

土用の丑なので夕暮れのスーパーで鰻の蒲焼きと肝焼きを買い帰宅。 この猛暑で汗ダルマの体を風呂で洗い流しさっぱりしてから、ビールで喉を潤し米を炊く。 米が炊ける間に肝焼きで冷酒を茶碗に一二杯、酔わぬ程度に。 米が炊きあがり、鰻も温め直し、「さて…

青春の挫折と蹉跌と一升会

喫煙を止めて以来、筆を執れば煙草に関するあれやこれや恨み辛みなどでスペースを埋めてしまうので、どうにも書く気が起きずに気が付いたら二週間も放ったらかしにしており、こうしてまたぞろ書き始めたのはどうしたわけかといえばこれ、禁煙に失敗したわけ…

断煙!断煙!また断煙!

ああ、もう煙草が呑みたい!呑みたくて呑みたくて、親でも殺しかねないぞ! くらいの気持ちもなきにしもあらずだが、同時に禁煙してからモノの味が変わってきたのに驚いている。 たかが、本当にたかがスーパーで売っている適当な、ホウレンソウが豆腐がこん…

戦え!何を!?禁煙を!

とにもかくにも「煙草を呑みたい。が、呑めない。意地でも呑まない!」と、そんなことだけが頭をぐるぐるするうちに終わった日。 煙草を止めるのがこんなにしんどいとは思わなんだ。苦しい、感情の浮き沈み激しくて涙が出る。例えば、長年一緒に暮らしていた…

禁煙

七月一日の今日から喫煙の習慣を断つことにした。で、断った。 先日試しに一日吸わずにいて、これは楽にできるなと思ったのは甘かった。 いざ、これでもうしばらく吸うことがないと思うと、辛い。 そもそもはデバガ院の仕込みの日の夜、イワンと飲みに行った…

白熊、ラモーンズ、フラミンゴ、半升会そして愛のメモリー2004

またここ数日を纏めて。二十六日土曜夜、dracom制作・仁木さんが来宅。先日のデバガ院のアンケートを持ってきてくれる。ビールと白熊まで下げてきてくれる。白熊 とはホッキョクグマそのもののことでは勿論なく、鹿児島県で昔から広く食べられている郷土菓子…

本所の銕

今日は仕事が休みだったので一日中池波正太郎の「鬼平犯科帳」を読む。 (不毛だ…) このことである。 なんて書くと池波正太郎風、というか村山さんの日記みたいだ。 本当は芝居の台本を書こうと思っていたのだが、そして実際試みてみたのだが、どうにも気が…

今日は食い物のはなし

昨日日記を書いていて、最後に書こうと思っていながらdracomの制作でありデバガ院でも制作の難事業を成した仁木さんを讃えるのを忘れていた。 この人は本当に凄い人だと思う。制作の概念を越えたスーパー制作だ。何より恐ろしいくらいに隙がない。制作甘いな…

デバガ院「消化不良な事後承諾の奥義について」についてかいつまんで

デバガ院「消化不良な事後承諾の奥義について」四日間の公演が無事終わった。 仕込み・本番にかけて日記をかいていなかったのは別にこれといって意図があったわけではなく、毎日家に帰り着くころにはすっかり疲れ切ってしまいパソコンの電源を入れることすら…